原因がわからず、とにかく体調が悪い! 不調と戦うブログ

40代なのに物忘れが激しくて。物忘れ克服のための試行錯誤記録

仕事でミスして落ち込んだ時に気持ちを立て直す方法

ミスを連発した後で立ち直る方法

私はミスが多く、昨年度は書類の不備率3%でした。(恥)
一般的なヒューマンエラー発生率は0.1%と聞いたことがあるので、おおよそ30倍です

それは
やらかしすぎだろ!?

そう思いますよね?
本人も「やらかしすぎ」と考えています。(悲)

ここまで多いと、本当に救いようがありません。(泣)

そこで今回は。
私がポンコツなのは仕方ないとして、ケアレスミスをした時の立ち直り方を模索してみました。

なお、この記事に書かれているのは樺沢紫苑先生の著書から得た知識を実行した話です。「素人がやってみた話」より専門家のアドバイスが知りたい方は↓を参照してください。

SUMMARY

 「うっかりミス」は若くて可愛い娘なら微笑ましく感じるが、50近いオバサンによる事故は周囲をイラつかせる。今回の試みは、ミスしても翌日には立ち直る強靭なメンタルを得るための行動革命である。

 私のミスに対する考え方を改めさせてくれたのは、樺沢紫苑先生の「悩みを言語化する」という教えだった。書籍を参考にやらかしたミスと向き合うようにした結果、不注意から発生するミスは私にとってコントロール不能な現象であり、悩む時間が無駄だということが分かった。そして「またミスしてしまった」という悩みは言語化して書き出すと打ち手が見えるようになり、再発防止の行動に着手しやすくなることに気がついた。

 ミスに対する向き合い方を知ることは、様々な悩み事を乗り越える際の助けとなる。ミスは無くならないが減らすことはできるので、逃げずに向き合っていきたいと思う。

悩みの解消に「根本的な原因」を取り除く必要はない

私が尊敬する樺沢紫苑先生は、著書「言語化の魔力」で、悩みを解消する方法として原因解決に取り組むのではなく、「できること」を積み上げることが有効だと提唱しています。

これはミスが多い人が身につけるべき行動姿勢ではないでしょうか?

私の場合、ADHD気質なので不注意なのは解決しようがありません。
無くすようにコントロールすることができない悩みです。

ですが、不注意な私にも「できること」はあります。
いつまでも頭の中で堂々巡りしたり、思考停止による現実逃避から抜け出て、「小さな行動」を積み上げていけばいいのです。

ミスをしてしまった時にメンタルを維持する術

不注意を完治することを諦めるとしたら、私にできることは何でしょう?

頭で悩むな、手で悩め!

まずは外化。

樺沢先生曰く、不安や緊張でワーキングメモリが減るそうでして。
ワーキングメモリが悩みで占拠されると、更に集中できなくなりミスが誘導されます

悩んでグルグル考えていると、パソコンと同様に脳の処理速度が落ちる。

これって、皆さんも感じたことがあるのではないでしょうか ?

悩みを外に出すことで思考するための脳内メモリの空き領域を増やすことが可能なのだそうで、実際にやってみると思考が前に進むのを感じると思います。

ちなみに私の場合は、グルグルスイッチが入ると1時間以上の記憶が飛んだりします。
つまり、脳がハングってしまうのです。

樺沢先生の教えに従い悩みを言語化すると、悩みを客観視できます。
ミスした際の心情を紙に吐き出すことで傷口に塩を塗ったような気持ちになりますが、書き終わる頃には心が落ち着き、課題や対策案を整理することが可能となります。

言語化のコツは樺沢先生の著書を参照してもらうとして、ミスした直後に思考を書き出したなら、悔しい気持ちや情けない気持ちは紙と一緒に丸めて捨てるようにしました。
ゴミ箱にダンプするのが爽快なので、言語化作業は手書きがおすすめです。

脳疲労を感知し、癒す

悩みを吐き出したら、脳を癒します。
不注意を誘導するワーキングメモリは、脳の状態を整えることで回復できるからです。

具体的には、睡眠、運動、リラックスを心がけます。

本当は考える余裕がないくらいの強度で運動するのが一番なのですが。
私は運動が苦手なので、ミスして凹んだ日は思考を書き殴り、風呂に入って寝ます。

悩みの膿を吐き出し、癒しによって思考が前に進むようになったら。
次のようなことを思考し、書き出します。

悩みの設定をチェンジする

樺沢先生はコントロール不能な悩みの対処法として「悩みの再設定」を提唱しています。

例えば、「不注意を治したい」という悩みを「書類作成でミスをして周囲に迷惑をかけてしまわないか心配」等といったように、悩みの照度を上げるのです。

すると不思議なことに、やらかした直後は解決策なんて思い浮かばなかったのに、何を悩んでいるのか整理して焦点を絞ると「担当業務を変えてもらえばミスする確率が0%に近づく」等の案が考えつきます。

担当から外してもらう案は極端ですし実現が難しいと思いますが、悩みの再設定をすれば対策を講じられるようになるので、似たような悩みを持つ人はやってみてほしいです。

書類作成のミスなら
テンプレートを活用する
紙に印刷してセルフチェックする
同僚にWチェックをお願いする

そんな実現可能な対策が思い浮かび、不注意が治せなくても、これらを実行することでミスが減らせるはずです。

私はミスした後のザワザワ感が消えるのに時間がかかるので、この作業は翌日の夜にすることが多いです。

自己洞察で「真の悩み」を知る

ところで。
ミスばかりするから不注意を治したいと悩んだとして、それは「真の悩み」でしょうか?

樺沢先生の著書を読むまで気がつかなかったのですが、私の「真の悩み」は信頼を失っていることでした。

私は図太いオバサンなので、不注意によるミスをしたとしても誰にも大きな被害が出ないなら悩まないのです。
無責任な性格ですみません。(汗)

先ほどに「担当業務を変えてもらえば、ミスが無くなる」なんて感じの対策案を書きましたが、仮に仕事が変わったところで私の不注意は無くなりません。
今悩んでいるミスは無くなるかもしれませんが、新たに別のミスが発生するようになり、似たような悩みが生じると思います。

従って、私がすべき対処は、治るはずもない不注意を撲滅するための努力ではありません。

普段から誠実な対応を心がける
言動を一致させる
周囲の人に興味関心をもって接する

このような、信頼関係を築くための努力が必要です。

仕事でミスをしないことが一番ですが、私の場合は周囲の人と良好な関係を保つことが「本当に望んでいること」なのですから、そのために必要な行動を心がけたいと思います。

自分が本当に悩んでいるのは、何か?

思考を書き出すことで見えてくると思うので、同じ悩みがある人は思考を書き出しつつ悩みの深掘りをする作業もやってみて欲しいです。

必殺技「それはそれとして」

ごちゃごちゃと書きましたが、ミスをしたのは過去の話ですから「過去を思い出して後悔する」のは時間の無駄です。

書き出して思考を整理しても気持ちが晴れないのなら

それはそれとして
今、できることは?

このように自分に問うてください。

やらかしたミスの後始末は、行動によってのみ可能なのです

またミスをしてしまった。(泣)
それはそれとして
今から見直して修正しよう。

樺沢先生曰く「それとして」は脳の注意を「今」にチューニングさせる言葉なのだそうです。

過去は変えられないから、グルグル考えていないで心を切り替える。
これを心がけるようになったら、今できることをしているうちにミスのフォローが終わるようになりました。

今、自分にできることを続ける

ミスをする度に心を立て直して対策を講じたとしても、不注意は再発して私を苦しめ続けます。
ですが、不注意に派生した「悩み」は消すことができると信じることが大事です。

ミスをしてしまった後は「今からできる小さなこと」に取り組むことで達成感を得て、自己肯定感を回復しつつ前進します。
そして同じミスを避けるための行動を続けます。

どんよりしないことで「反省していない」と思われるかもしれませんが、行動していれば誤解は解けると思います。
私はポンコツだからと腐らず、できることを続けるようになれましたが、どうでしょう?
実感としては周囲の人から「許されている」気がします。

簡単にできることから取り組む

「自分にできることを続ける」ことに関してはできるようになっているので、気持ちを立て直した後に行動を継続するコツを紹介しますと。

今、直ぐに
簡単にできることから着手する

これが継続のキモです。

ミスを解決する効果が高いことから取り組めたなら、要領が良いと思います。
ですが、悩みを書き出して思考したとしてもミスをすると多少のパニック状態が続くため、誰にとっても難しいと思うのです。

それに、対策を全部書き出して有用性を評価して…なんてことを丁寧にやっていたら初発が遅れます。

少なくとも私の場合は、改善するための行動が続けられないからポンコツなのです。
今直ぐにやれる簡単なことから習慣化し、少しずつ自分をアップグレードしていく作戦が合います。

何から始めるかについては、対策をネット検索して調べたり他人に相談したり。
自分でゼロから考えなくてもOKです。
これならやれそうだと直感的に思えたことから始め、やってみて違ったら、また別の対策を講じたらいいのです。

今できる小さな行動で実績を積むことで「またミスするかも」という不安も低減するので、立ち止まって悩むより行動することがおすすめです。

さいごに

私は先月に大きなミスをしました。
なんと、前年度のミスが多くて凹み、内省した翌月のことです。
つまり、ガチで新たなミスが次から次へと勃発している状況です…(泣)

healthbeauty.azumin-in-wonderland.fun

当然ですが上長から注意されましたし、尻拭いを他部署に手伝ってもらう必要があったため、社内で噂になっているようです。(泣)

ミスが多いと、身の置き所がなくなるのは仕方のないことです。

私にできることは、ミスを認め、決してゼロにはできないミスに対して対策をし、誠実な対応をすることです。

モグラ叩きのように湧き出てくるケアレスミスですが、ここに書いたことを極めていくことでメンタルを維持していこうと考えています。

「ミス」を防ぐための策を考える時に参考になる書籍

私はあまりにもミスが多いので、ビジネス本を読み漁りました。

ミスを防ぐための戦術を脳科学的に考えたい人には、次の本がおすすめだと感じたので紹介しておきます。

絶対にミスをしない人の脳の習慣

この本は私のバイブルです。(笑)
過去記事では、私がミスをする原因を考察し、対策を考えています。

実行できているのは半分くらいでしょうか? (恥)

でも、何度も読み返すことで自分をアップグレードしていきたいと考えています。

仕事のミスが絶対になくなる頭の使い方

これも参考になります。

未だに「ゾーン」に入る方法はマスターできていませんが、集中して仕事するための打ち手として参考にしています。

集中できない人は是非。

仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

  • 作者:宇都出雅巳
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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無くならないミスの無くし方

これは私も流し読みしただけですし、内容は脳科学ではなく行動科学ですが。

組織行動セーフティマネジメントの手法を用いた「ミスを無くすしくみ作り」は参考になります。

不注意によるミスを減らすヒントは少ないものの、ミスしにくい環境作りは不注意な我々を助けると思います。
特にミスの多い部下を持つ上司にお勧めしたい一冊です。