私はまだ40代なのに、身の危険を感じるレベルで物忘れが増えました。(汗)
そこで今日は。
認知症を疑い、精神科にて診察を受けた体験談をシェアします。
物忘れに悩む人は参考にしてください。
物忘れにも種類があり、認知症が原因では無いこともあります。
私の場合、数秒前の記憶がピンポイントで失われる症状に半年ほど悩まされてきました。
認知症の対応もしている精神科でカウンセリングや検査を受けた結果、私の物忘れは不注意によるものだということが分かりました。
不注意による物忘れには薬があります。
私の場合は、服薬によって本当に物忘れが激減しました。
貴方を悩ませる物忘れの原因が分かれば、対策もできます。
一人で悩まず医師に相談しましょう。
私の物忘れは不注意が原因だった
まずは私を悩まし続けてきた症状を紹介します。
私の物忘れは、数秒間の記憶が飛ぶタイプ
私は仕事で検査業務を担当しているのですが。
半年前くらいから、試薬を目の前の容器に入れたかどうかを思い出せない現象が多発しました。(汗)
ほんの1〜2秒前に行ったことが思い出せなくなったのです。
作業中に話しかけられたわけではありません。
何かの拍子に記憶が飛ぶのです。
前後の記憶があり、失うのは数秒間の記憶だけ。
ほんの少しの時間であっても、実験中に意識が飛ぶなんて…。
技術者にとっては恐怖体験ですし、これが頻発するのは不安しかありません。
とはいえ、もの忘れ外来や脳神経科を頼るのは、私には敷居が高すぎて。
認知症も取り扱っている精神科で検査とカウンセリングを受けてきました。
精神科医による診断は「不注意」だった
医師の診断によりますと
私は認知症でも発達障害でもなくて。
物忘れは不注意によるものだそうです。
認知症治療を専門に行なっているクリニックで検査すれば軽度認知障害(MCI)の可能性が示唆されるかもしれません。
ですが私の場合、認知症の症状とは異なりますし。
MCIになったとしても半数は正常化されるそうなので、その診断で納得することにしました。
私は目を瞑ると右足での片足立ちが20秒できません。
察するに、小脳の機能が落ちてきているのだと思います。
目を開けた状態でも片足立ちできなくなったら本気の認知症外来を利用しようと考えています。
不注意による物忘れは治るのか?
担当医によりますと。
不注意を疾患とみなすかどうかの線引きは「本人の困り度合い」によるそうで。
これは脳のクセみたいなものなので、完治し。
ただし、不注意には薬があり
集中力に難があるタイプの物忘れならば、症状を緩和できるそうです。
不注意による物忘れには薬がある
担当医が不注意の薬として処方したのは「コンサータ」。
これは知る人ぞ知る、発達障害(ADHD)の薬です。
脳の覚醒度が上がることで、キレッキレ状態で仕事ができるようになる…なんて噂がある、麻薬みたいな薬です。
相談したのが脳神経科ではなく精神科だったこともあり、私は脳障害を調べるような高額検査を受けていませんが。
ADHDの主訴を一部持っているということで薬を試すことになったのでした。
ぶっちゃけ、ADHDではないと診断した患者にその薬を処方する担当医に疑問がありますが…。(汗)
不注意による物忘れに薬が効いた!
この記事はコンサータを服用し始めて3ヶ月が経過してから書いているのですが。
半年もの間、ずっと物忘れが頻発して悩んでいたというのに。
薬を飲み始めたら直ぐに記憶が飛ばなくなりました。(汗)
正直、効きすぎて怖いです…。
今の診断基準ではADHDではないけれど、コンサータが効くということは、私の脳に何らかの機能障害があるのかもしれませんね。(汗)
さいごに
何はともあれ、私を恐怖の谷へと突き落とした「物忘れ」は、薬で改善できました。
これは根本的な解決といえないし、この薬は高額で副作用があります。
今後はコンサータなしで物忘れを防ぐ方法を探す必要があると考えています。
とはいえ、私は薬で生活の質が格段に上がることを知りました。
記憶が飛ぶことに怯えている方は、勇気を出して医師に相談してみてはいかがでしょうか?
私が参考にした本
以下は認知症を疑っていた頃に読んだ本や文献、認知症と発達障害の違いについて書かれたネット記事、不注意と診断されて読んだADHDに関する本です。
見出しがリンクになっているので、興味がある方はそちらを読んでみてください。
注意障害と認知症
↑は古めの文献ですが、注意障害は認知症や発達障害、その他の疾患でも起こりうることが知れます。
実は誤診されやすい認知症と発達障害
認知症の可能性を自己評価すべく情報収集していた頃に見つけたのが↑の記事でした。
私のように発達障害のグレーゾーンな人に役立つ情報だと思います。
認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること
↑の書籍を読んで驚いたのですが、著者の朝田隆先生曰く、認知症になる人は必ずグレーゾーン状態を経るけれど、4人に一人は健常な脳に回復できるのだそうです。
別の認知症専門医によりますと多くの人は知らずのうちに軽度認知障害になるけれど、半数は気がつかないうちに回復するのだそうです。
この本には認知症グレーゾーンから回復するためのノウハウが書かれています。
認知症予防に興味がある方は実践してみてください。
女性のADHDサポートブック
↑ はADHDの「不注意」と症状が酷似していると担当医に指摘され、読んだ書籍です。
興味のない話を聞くのが苦痛で、苦手な教科の授業は眠くなって寝ていたり。
気が散りやすく、うっかりポカミスが多い。
時間管理が苦手で推し本を読み始めると数分ではやめられないので、私はADHDの特徴を持っていると感じました。(恥)
ADHDって何?
そんな疑問がある女性におすすめです。